こんにちは!スズキヤ青果バイヤー鈴木です。
本日ご紹介するのは地元神奈川産のフルーツトマト湘南スィートです。
暖かくなりとまとが旬をむかえてきましたが、神奈川産のフルーツトマトって意外に少ないんです。
この時期一番有名なのは茨城県、夏場に向けて北海道がフルーツトマトを出していきます。
バイヤーになって早数年、なんとか地元産のフルーツトマトを販売したくて色々な農家さんに作ってくれないかお願いしてきました。
しかし、必ず返ってくる言葉は「神奈川でフルーツトマトの栽培は難しい」でした。
フルーツトマトは糖度をのせる為に水分を極限まで切って味を濃縮させることにより糖度を上げていきます。
又、苗をいじめ抜いて作る事により病気が出やすいので合う土壌が中々ないのです。
そうです。神奈川はフルーツとまとの栽培には土壌があまり向いていないということです。
半ばあきらめていた頃に一本の電話が入りました。
「神奈川でフルーツトマトを作っているのだが見にきて欲しい」
神奈川の土壌に合わないのにどのように作っているのだろうと慌てて農地に向かいました。
そして畑をみてビックリ!!
なんとビニールハウスの中に大きな鉢が置いてあり、そこでとまとの栽培をしているのです。
オーナーである湘南ファーム様にお話しを聞いてみると、かつて茨城県で美味しいフルーツトマトを食べて、この味をなんとか生まれ育った湘南の地で再現させたいと農業をはじめたそうです。
そして美味しいトマトが出来たら子供の頃から買い物をしているスズキヤで売って欲しい、これを夢に農業をしてきたそうです。
始めた当初はやはり土壌が合わずに失敗の連続だったそうです。
そして土壌が合わないのなら苗を植える場所の土を変えてやろうと現在の栽培方法を考えたそうです。
苦節5年、通常フルーツトマトと呼ばれる糖度8度を上回る糖度10度のスーパーフルーツトマトの栽培に成功したそうです。
いよいよ夢だった神奈川産のフルーツトマトの販売が農家さんの夢も乗せてスタートしました。
5月のゴールデンウィーク頃終了してしまう短い期間になりますがスズキヤ・エスパティオ全店で販売中です。
是非ご賞味ください。